TOPIX -23 @1,905
日経平均 -448円 @27,105円
パウエルFRB議長議長が5月の米公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げが「テーブルの上にある」と述べたため、金融引き締め懸念が再燃した。米長期金利がまた上昇し、ダウ工業株30種平均もナスダックも下げた。これを受けて、本日の日本株も成長株を中心に売られ、日経平均の下げ幅は一時600円を超えたが、後場になると買いが優勢となり下げ幅を縮小した。
日経平均の日足チャートを見ると、長い下ひげを引いた短陰線で下げた。売り優勢ながらも強い下げ渋りを示した。終値ではやや上向きに転じた10日移動平均線の上に踏み留まった。60日移動平均線は下向きだったものがほぼ水平になり株価はその上にある。25日移動平均線も上向きなので、強い売り材料が飛び出して来ないことを条件に、株価の短期モメンタムは上方向と見るが、さて、来週はどう動くか。
33業種中30業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、鉱業(2位)、海運(3位)、サービス(4位)、鉄鋼(5位)となった。