「サイエンスゼロ」からです。ゲーム依存症、ネット依存症は、今、問題になっている。
脳には、神経伝達物質ドーパミンがある。これは、神経細胞の間には、少し隙間があり、その隙間をドーパミンが移動して、情報を伝える。
ゲーム依存、SNS依存になると、神経細胞の、ドーパミン受容体の減少が、見られる。これは、薬物依存(覚せい剤)と同じで、やる気や、幸福感が減少する。憂鬱(ゆううつ)になる。うつ病に似た、症状がでる。
また、精神を安定させるセロトニンも減少する。(このドーパミン、セロトニンの神経伝達物質は「今日の健康」でも、時々、出てきます。)
また、ブドウ糖代謝の低下がみられます。ブドウ糖が、脳で低下すれば、脳の働きが、遅くなり、これも、ゆううつな気分になります。簡単に言えば、頭の働きが、悪くなります。この結果、学校の成績は落ち、社会人では、仕事が、遅くなります。
この対処療法としては、止める事ですが、ここは、薬物依存、アルコール依存と異なり、止めるのは、困難です。
そこで、一気に、止めるのではなく、ゲーム時間、SNS時間を、短くすることを、勧めています。一気に止めるのがよいのですが。
現代社会の問題です。