有事の円買いは何処へ

このところ予想以上のペースで円安が進んでいます。以前は「有事の円買い」という言葉があり、ウクライナ戦争のような危機が発生すると、日本円はむしろ買われることが多い通貨でした。しかし、今回はその常識がまったく通用しません。日本円に何が起こっているのでしょうか。 2021年前半のドル円相場は、1ドル=105~110円程度の水準で取引されていましたが、後半から円の本格的な下落(ドルの上昇)が始まり、2021年10月には114円台に突入。22年に入るとさらに円安に拍車がかかり、一時は1ドル=125円を突破しました。 かつて日本円については「有事の円買い」という言葉があり、世界経済が不安定化すると、円が買われるケースが目立ちました。世界経済が不安定化したタイミングで円が買われる理由は、日本に対する信用が今よりもずっと高かったからです。
今の日本は世界は成長しているのに日本だけが成長していない弱い円安は当然
3件のコメントがあります
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(退会済み)
重ねてコメント失礼します。

足元の円安は、世界が利上げに向かっているのに、日本だけが、日銀だけが、黒田だけが、ゼロ金利政策を堅持しているからです。
しかも、日銀は金利上昇を抑えるため無限買いオペまで発動しました。口先だけでなく行動で示したのです。

統計を見る限り、日本からの投資引揚げは無いので、日本円が売られている訳ではありません。日本円がジャブジャブになって値下がりしているだけです。
むしろ、日本への投資は円安で増えていますので、日本円が安くなったことで日本の株式や不動産を外国人が積極的に買っていると推測されます。
こんにちは、私が言っている日本が成長していない日本売りの円安と思って良いのでしょうかね。
(退会済み)
こんにちは
「有事の円買い」は、有事にアメリカとEUが戦費のために貨幣を発行するため、有事に首を突っ込まない日本の円が相対的に値上がりすることです。
ウクライナ侵略に関しては、アメリカもEUも距離を取って小出しの貨幣発行しかしていないので、日本円が相対的に値上がりするほどではありません。

「有事の円買い」は、有事にこそ平和国家の日本の通貨が安全資産と再評価される、みたいな脳内お花畑の論調を日本人は好みます。
その論調を否定はしませんが、あくまで為替は通貨発行量と利率で動くものです。
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