上向きの10日移動平均線の上にまだ再浮上できず

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +103.61 @34,921.88,NASDAQ +271.05 @14,532.55, NASDAQ +36.78 @4,582.64)。ドル円為替レートは122円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数が952に対して、下落銘柄数は808となった。東証プライムの売買代金は2兆6678億円。

TOPIX -5 @1,949
日経平均 +52円 @27,788円

米国株式相場はハイテク株が高くなった。この流れを受けて東京市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなどの値がさ半導体株が買い先行で始まり、日経平均は一時200円以上上げたが、上値追いの買いは少なく、戻り売りに押し返された。外為市場では、日銀の黒田総裁が最近の為替相場について「変動はやや急」という認識を示して円安をけん制したと受け止められた。その結果、前日比円高・ドル安に動き、株式相場全体にとって下押し圧力となったため、機械や自動車などの一部が売られた。

日経平均の日足チャートを見ると、下ひげを引いた陰線で終えた。上向きの10日移動平均線にザラバでは届いたが、終値では依然としてその下に沈み込んだままである。今後の動きは基本的にはウクライナ危機とそれに伴う欧米諸国の経済制裁が世界経済に与える影響次第だろう。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、海運(2位)、銀行(3位)、電気・ガス(4位)、鉄鋼(5位)となった。

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