配当権利落ち分を考慮すると昨日比横這い

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +338.30 @35,294.15, NASDAQ +264.73 @14,619.64, S&P599 +56.08 @4,631.60)。ドル円為替レートは122円台台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が715に対して、下落銘柄数は1,399となった。騰落レシオは105.29%。東証1部の売買代金は3兆4315億円。

TOPIX -24 @1,968
日経平均 -225円 @28,027円

米国株式相場は上昇したが、本日は3月期決算企業の配当権利落ち日であるので日経平均は約240円下押しされ、円安・ドル高の動きも一服し、一時は下げ幅が500円を超えた。しかし、ロシアとウクライナの停戦協定の進展観測と原油価格が下がったことが株価を支えた。今日のところは、ほぼ配当権利落ち分だけ下げたので実質的には昨日比横ばいと言える。

日経平均の日足チャートを見ると、長い下ひげを引いた陰線で終えた。10日移動平均線も25日移動平均線も上向きであるが、60日移動平均線はまだ少しだけ下向きのままである。暫くは調整相場が続くだろうが、ウクライナ危機もどうやら最悪期を抜け出しそうな雰囲気になってきたことも考慮に入れると、4月に入ってからも徐々に上に行くのではないだろうか。

日本経済の中長期的ば成長率を控えめに1%、株主資本コストを8.0%と見積もると、予想PERは14.3倍となる。予想EPS=2,080円に14.3倍を掛けると29,744円となる。つまり、30,000円くらいになっても不思議ではない。

33業種中31業種がさげた。下落率トップ5は、海運(1位)、鉄鋼(2位)、石油・石炭(3位)、鉱業(4位)、その他製品(5位)となった。

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