11/19に日経平均採用銘柄の決算が出揃いました。増益セクターは食品、紙・パルプ、商社、通信と比較的内需型企業が目立ちました。一方、減益セクターはそれ以外ですが、やはり今回の金融危機の根源である金融、不動産を筆頭に自動車、機械、電気機器といった景気敏感型企業が多かったです。
今後は世界の景気減速の深さと長さに焦点が向けられるでしょう。今週は過去最低とか、過去最大の下落といった経済指標が多く発表されました。これらはこれから景気が底に向かう前兆であることを示唆しています。長期保有銘柄はできるだけ時間分散(1ヶ月単位)を行い、押し目買いを継続することをお薦めします。理由はマイナス成長の年は陽線になる傾向があるからです。投資銘柄は見かけ上の利益に騙されないように注意してください。