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Ny急落、再び底を試す展開か
19日の日経平均は、18日のNYダウが8424(+151.17)と上昇したにもかかわらず、一時200円近く下げ、直近安値を割ったが引けにかけて戻して、8273.22(-55.19)で終わった。水準としては、日足の基準線8298の前後で動いている。11月にはいって、下値を切り下げているが、悪い材料ばかりでているにもかかわらず、なんとか水準を維持している印象だ。ヘッジファンドなどの売りが一巡して需給が改善してきたともいわれている。だがNYが急落しているため、東京が持ちこたえるのは難しいだろう。アメリカ経済の深刻な不況を織り込み、最安値を再び試す展開となる可能性が高い。
NYダウは7997.28(-427.47)と急落。水準としては基準線8879転換線8562のはるか下にあり、11月13日の安値7965の手前でとまったが、これからこの安値、そして10月10日の最安値7882を維持できるかどうかを試す展開となる。日足RCIは底にとどいているものの、日足MACDはシグナルをきって下降してきており、目先なお下降が続きそうだ。週足月足ももちろん下降基調。消費者物価が過去最大の落ち込み、10月の住宅着工も最低で住宅市場の底打ちもみえない状況で、実体経済の指標のすさまじい落ち込みがめだつ。議会での救済議論にもかかわらず、ビッグスリーの株もさらに下げ、破綻を織り込みつつあるともいえるであろう。
米株の急落を受けて、円高もすすんでいる。現在は95.92。レンジを下抜けてきており、11月13日の94.54を破れば、再び10月27日の最安値91.93を一気に試しに行く可能性も否定できない。
NYダウ急落、円高ということで、東京も一段と厳しい展開になる。アメリカの実体経済の行方ー特にビックスリー、なかんずくGMが破綻するのか救済されるのかという点がさしあたり注目だが、巨大企業が次々に破綻する最悪期を迎える可能性がある。最安値を守れるか、底割れするかという正念場になりそうだ。
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