「出会い線」の変形で急ブレーキがかかった

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +349.44 @34,707.94, NASDAQ +269.23 @14,191.84, S&P500 +63.92 @4,520.16)。ドル円為替レートは121円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,007に対して、下落銘柄数は1,068となった。騰落レシオは98.37%。東証1部の売買代金は3兆581億円。

TOPIX ±0 @1,981
日経平均 +39円 @28,150円

米国株式相場は反発し、ドル円相場が円安基調を続けていることを背景に、日経平均は続伸して9日続伸した。9日続伸は2019年9月3~17日以来の連続記録である。日経平均の上げ幅は前場で一時200円を超えた。フィラデルフィア半導体株価指数が5%上昇したことを受けて、東京市場でも値がさの半導体関連株が買われて株価指数を押し上げた。ただ、後場になると上海総合指数やハンセン指数などアジア株が下げたので日本株も連れて下げて一時は下げ幅が160円まで拡大する場面があったが、切り返してプラス圏まで戻した。

日経平均の日足チャートを見ると、ギャップアップで寄り付いてから大きく下げた後切り返して下ひげを引いた長陰線で終えた。3月15日以来初めての陰線となった。昨日の長大陽線の終値を本日の長陰線の終値が抑える形となり、これは「出会い線」の変形であり、これまでの一方的な上昇基調に急ブレーキがかかったことを示している。また、やや下向きの260日移動平均線目前まで反発して来た。しばらく調整があってもおかしくない動きである。

33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、水産・農林(2位)、その他製品(3位)、医薬品(4位)、非鉄金属(5位)となった。

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