8日続伸、ゴールデン・クロス

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -448.96 @34,358.50, NASDAQ -186.21 @13,992.60, S&P500 -55.37 @4,456.24)。ドル円為替レートは121円台前半の前日比円安での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方がややが多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,097に対して、下落銘柄数は977となった。騰落レシオは104.25%。東証1部の売買代金は3兆1574億円。

TOPIX +3 @1,982
日経平均 +70円 @28,110円 

米国株式相場が大きく反落したことを受けて、本日の日本株全般は下げて始まる銘柄が多かった。日経平均は利益確定売りや戻り売りの圧力で大きく下げて、下げ幅は一時400円を超えた。しかし、後場になると米株価指数先物が堅調だったこともあり、日経平均は急速に下げ渋りやがて切り返し始め、結局8日連続で上昇した。トヨタ自動車は1000億円を上限とした自社株買いを発表してその割安感を市場に訴えた。思惑通り大量の買いが集まり株価は上げた。1円の円高で400億円も粗利が増加すると言われる為替感応度なので、10円ドル高・円安になるだけで4000億円も増益になる計算である。

日経平均の日足チャートを見ると、7日連続で陽線で上昇しており、上向きの10日移動平均線がやや上向きに転じた25日移動平均線を下から上に突き抜けるゴールデン・クロスとなった。足元の上昇ピッチはやや速過ぎるため持続不可能と思われるが、数日間の軽い調整を挟みながら配当権利確定日に向けてじり高になるのではないだろうか。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、鉱業(2位)、輸送用機器(3位)、ゴム製品(4位)、サービス(5位)となった。

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