TOPIX +45 @1,979
日経平均 +816円 @28,041円
米国株が上昇し、ドル円為替レートは121円台前半まで円安が進行した。米連邦準備理事会(FRB)がさらに利上げをするとの観測で米長期金利は上昇し、銀行株は利ザヤ改善の期待から買われた。ドル高・円安は自動車など輸出関連株の採算を良くするので、自動車関連株も上げた。配当権利確定日が近づいており、配当権利狙いの買いが引き続き入ってることも株式相場を押し上げている。
日経平均の日足チャートを見ると、7日続伸となった。大きくギャップアップして寄り付いてからさらに上値を追いながら上昇して長大陽線で終えた。ギャップアップが2日連続で起り「ニ空踏み上げ」となった。10日移動平均線だけでなく25日移動平均線も上向きに転じた。今年1月下旬からやや下向きに転じた260日移動平均線が目先の目標となる。経験則では260日移動平均線の傾きは中長期的な相場の方向性を示すため、半年から1年先を見据えた戦略を考える際には株価の日々の動きと260日移動平均線の傾きに注意を払う必要がある。
33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、電気機器(2位)、輸送用機器(3位)、機械(4位)、医薬品(5位)となった。