東証続落 下げ幅一時200円超も下げ渋り、年金買い観測も

kuma_kuroiwaさん
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 19日の東京株式市場で日経平均株価は続落。大引けは前日比55円19銭(0.66%)安の8273円22銭だった。世界的な景気悪化に対する警戒感が強く、外国為替市場で円相場が下げ渋るにつれてトヨタやソニーなど輸出関連株が下げ幅を広げる展開になった。資源価格下落を警戒し、三菱商は連日で年初来安値を更新した。東証株価指数(TOPIX)も続落。 下げ幅は一時200円を超え、取引時間中としては4営業日ぶりに、当面の下値のメドとみられていた8200円を割る場面もあった。市場では米ゼネラル・モーターズ(GM)など自動車メーカーの救済について、ポールソン米財務長官が公的資金注入に改めて否定的な姿勢を示したことが米国の実体経済悪化の連想を誘い、相場の重しになったとの声も聞かれた。外国為替市場で円相場が一時1ドル=97円台をつけた後、東京株式市場の取引時間中には1ドル=96円台で強含んで推移したことから、輸出関連株には神経質な反応が見られた。ただ、大引け前には下げ渋る展開になり、公的年金の買い観測が出ていた。
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