6年ぶりの円安水準で日経平均は6日続伸

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -201.94 @34,552.94, NASDAQ -55.38 @13.838.46, S&P500 -1.94 @4,461.18)。ドル円為替レートは120円台前半の前日比安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,144に対して、下落銘柄数は954となった。騰落レシオは91.99%。東証1部の売買代金は3兆4261億円。

TOPIX +24 @1,934
日経平均 +397円 @27,224円

どちらかというと利上げに対してハト派だと思われていたパウエルFRB議長が次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利上げに踏み切ることを示唆した。これを受けて米長期金利は2.3%まで上昇し、昨日の米国株式相場は下げた。しかし、先週末にはそれ以上に上げていて、ドル円相場は6年ぶりに1ドル=120円台の円安になった。日本の製造業の多くは1ドル=110円前後を今期の想定為替レートとしているため、輸出採算が大幅に改善する。これらのことを背景に、保険や銀行、自動車や機械株を中心に日本株全般は上げる銘柄が多く、日経平均は大幅上昇して6日続伸した。上げ幅は一時450円を超えた。年度末が迫っており、配当権利取り狙いの買いに加えて、海外ヘッジファンドのショートカバーもあったはずである。

日経平均の日足チャートを見ると、6日続伸して下向きの60日移動平均線に接するところまで反発して来て、目先の上値抵抗線である昨年10月6日安値@27,293円辺りまで戻ってきた。このラインは1月24日までは下値支持線として機能していたが、1月25日以降は上値抵抗線に変わった。10日移動平均線は明確に上向きに転じた。3月15日に「円月殺法音無しの構え」の建玉法を実践した人は予想以上の出来に驚いているでしょう。

33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、保険(2位)、卸売り(3位)、銀行(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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