TOPIX +10 @1,909
日経平均 +175円 @26,827円
ロシアが3月16日を期日とするドル建て国債の利払いを実施したことを好感して米国株式相場は主要3指数が揃って上昇した。まだ元本部分の償還の問題が残っているが、ひとまずデフォルトに対する警戒感が後退した。3月期決算銘柄の権利確定日が近づいていることも重なり、日経平均は今日も上げて5日続伸した。ただ、昨日までの4日連騰で1,500円近く上昇していたので、戻り待ちの売りや利益確定の売りも相当出てきて、さらに3連休を控えて上値を抑えた。
日経平均の日足チャートを見ると、4連続陽線で急上昇して来て、10日および25日移動平均線の上に浮上している。ただ、10日移動平均線は上向きに転じたが、25日移動平均線はまだ下向きである。このまま後数日横ばいが続くと25日移動平均線も上向きに転じそうである。すべてはロシアとウクライナの停戦協議の行方次第だろう。現実的な落としどころの一つは2014年のウクライナ危機の時にキッシンジャー元国務長官が提案した「フィンランド・モデル」か?Henry Kissinger: To settle the Ukraine crisis, start at the end - The Washington Post
33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、非鉄金属(1位)、不動産(2位)、保険(3位)、海運(4位)、情報・通信(5位)となった。