TOPIX +46 @1,899
日経平均 +891円 @26,653円
ウクライナのゼレンスキー大統領によるビデオ演説を受けて、ロシアとウクライナの停戦協議が進んでいるとの期待が高まった。また、米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決め、2022年度の政策金利の見通しを示したことで、金融政策に関する先行きの不透明感が和らいだ。さらにパウエル議長は強気の景気認識を示した。中国政府が景気対策をするという期待も続いている。これらのことを背景に買いが優勢となり、日経平均は一時900円の上げとなった。
日経平均の日足チャートを見ると、大きくギャップアップして寄り付いた後、さらに高値を追い長大陽線で終え、下向きの25日移動平均線の上に浮上してきた。この傾きが下向きである限りは、戻り売り圧力が高い。しかし、上向きに転じるとその後は買い圧力が優勢となり易い。これがチャート・リーディングの最重要定石である。
33業種すべてが上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、機械(2位)、電気機器(3位)、化学(4位)、ガラス・土石(5位)となった。