情報誌に掲載されました。未経験から株式投資を始めて20年以上。大昔は資金激減と半減を数えきれないほど繰り返しましたが、株式投資だけで生活できるようになりました。大失敗の経験を元に作成したホームページ「素人投資家の挑戦(情報誌での掲載内容もご紹介)」、私が売買した銘柄を公開している「勉強できる私の買い付け」こちらも、ご覧いただけると嬉しいです。 慎重かつ丁寧な投資を心掛けながら、資金を少しずつ増やし続けている実録です。
株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。
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3月17日 木曜日
米国株について
ダウ平均は518ドル高の34063ドルで取引終了。
買い先行で34000ドルまで上昇すると、高値揉み合い。FOMC結果発表後は153ドル安まで売られますが、そこから大きく買い戻されてほぼ高値引け。
〇主要3指数の動向
ダウ平均 1.55%高(518ドル高)
ナスダック 3.77%高
S&P500指数 2.24%高
〇ダウ構成銘柄の動向
20銘柄が上昇、10銘柄が下落しました。
上昇率の高い順
ボーイング 5.06%高
ナイキ 4.85%高
セールスフォース 4.81%高
JPモルガン・チェース 4.47%高
インテル 4.06%高
下落率の高い順
ウォルグリーン 1.64%安
ジョンソン&ジョンソン 0.92%安
メルク 0.66%安
ベライゾン 0.51%安
トラベラーズ 0.50%安
〇買い先行
ロシアとウクライナの交渉で前向きな内容が示され、欧州市場が大幅高で推移。この流れを受けて、米国株でも買いが先行。大きな節目となる34000ドルまで上昇しました。停戦への期待が高まりつつある状況。
〇FOMC
ゼロ金利解除で、0.25ポイントの利上げを発表。
金利の誘導目標は0.25-0.5%
賛成8、反対1。1人のメンバーは0.5ポイントの利上げを主張。
FRBの利上げ予想は24年末までに11回。
インフレ率の予想は2.7%から4.1%に大幅な上方修正。
パウエル議長は、今後の詳細はデータ次第として明確に示さず。
景気は非常に強く、景気後退(リセッション)の可能性は低い。
発表後、株価は33800ドルから33400ドルまで400ドル急落しますが、引けにかけて買い戻され、ほぼ高値引け。解釈の違いで売買も分かれますが、V字で戻して高値引けという展開をみると「失望される内容ではく、無事通過」という印象。
〇外需関連株が相場をけん引
外需関連株が買われ、相場をけん引。ハイテクが大きく買われたことで、ハイテク比率の高いナスダックが4%近く暴騰、今年最大の上昇率になりました。一方で、ダウ構成銘柄で下落したものは、ほぼ全てがディフェンシブ性の高い銘柄でした。業種別では、19業種が上昇、エネルギーと公益が下落。
〇VIX指数急落
投資家心理を示す恐怖指数とも言われるVIX指数が、26まで低下。停戦への期待とFOMCを無事通過したことで、投資家心理も落ち着きつつある状況。
〇ロシアとウクライナの交渉
停戦への期待が高まりつつある状況は、株式相場にとってもプラス材料。小出しで前向きな話は出ていますが、停戦合意には至っておらず、引き続き交渉の結果をにらみながらの展開。FOMCを無事に通過、そこへ停戦とくれば大きなプラス材料。
〇先読みするのが難しい
大きな節目となる34000ドルは強い上値抵抗になります。午前中は34000ドルまで上昇すると高値揉み合いになりました。500ドルも上昇すれば上値も重くなって当然といえますが、強い上値抵抗を感じる展開でした。
引けにかけて買い戻され34063ドルまで上昇しましたが、僅か63ドルの上抜けでは「完全に上抜けた」とは言えません。2営業日で1000ドルを超える上昇で34000ドルに到達したことから、利益確定、戻り売り、節目到達に伴う達成感からの売りが出てきそう。
一方で、停戦への期待が高まっているうえ、FOMCを無事に通過したことで買いが続く可能性もありますので、先読みするのが難しいと思っています。
〇目先の下値抵抗と上値抵抗
下値は33600ドルで、上値は34500ドルになると考えています。
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