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「波乗り投資法」のご紹介(その1)

皆さんこんにちは
コロナが収まったら今度はロシアのウクライナ侵略と、最近の相場の変動にはうんざりの方も多いのかと存じます。でも、うんざりばかりしてはいられません。明日はSCNの三方から日本にミサイルが撃ち込まれるかも……

相場は今転換点にあります。アベノミクスも10年目、アメリカの市場も上昇11年目に入り、そろそろ下落相場入りかと身構えているところにナスダックが崩れ、これが世界的な株安を招いたのです。

「波乗り投資法」では、アベノミクス相場はまだ終わっていない、ポートフォリオ変更の一助として、次のような提案を行っています。
(1)緊急避難的に、来期の業績がよく、過去に大相場がなく、高配当の優良株を総資産の1割程度の範囲で信用買いします。
(2)配当取り後は、その時点の相場次第で、現引きか、返済売りかを判断します。現引き資金は「信用取引を使った資金借り入れ法」により調達します。配当落ちで値段が下がっても、今の値段なら配当金で値下がり分と取引手数料はカバーできるはずです。
(3)参入障壁が低いマザーズ株や、配当利回りの低いハイテク株は、当分の間ポートフォリオから外すようにします。多くの投資家が保有しているため、当分の間は戻り売りの玉で上値が抑えられます。
(4)ヘッジ売りはいたしません。

株式投資は、相場の流れに乗って、長期にわたって資産形成を計る投資方法です。銘柄の選定や所有する時期については、時の流れに乗って替わるため、その時代の投資環境に合わせて変わりますが、投資の方法は後述するように変わっていません。

「波乗り投資法で資産形成」は、私のこの欄でのブログを中心として組み立てられています。いわば株SNSが母親のようなものといっても過言ではありませんが、内容がそれほど変わらない本を次から次へと、よく懲りもしないで出版したものだと考えさせられました。私としても気にはしているのですが、刻々と変化してゆく株式市場にあって、投資法の基本は変わらなくても、相場観や銘柄選択などが古い情報のままでは、読者に興味を持って読んでいただけないとの思いです。

「波乗り投資法」のシリーズ本は次の通りとなっています。
1.株で生活しましょう…娘たちに残す投資法(2012年3月)投資経験を娘たちに残そうと
2.株で生活するには…娘たちに残す投資法(2015年1月)投資経験を娘たちに残そうと
3.波乗り投資法2015年版(2015年1月)投資法の表題を波乗り投資法に
4.波乗り投資法 ためる・ふやす・あそぶ(2015年5月)世代別の投資法を設定
5.波乗り投資法・最新版(2015年9月)内容の更新
6.波乗り投資法2016年版(2015年12月)新しい年度に向けて更新版を
7.波乗り投資法普及版(2016年3月)内容を簡潔にして低廉な価格で
8.波乗り投資法普及版(2016年6月)内容の更新
9.波乗り投資法相場編(2016年10月)相場編だけを取り出し見やすく
10.極意波乗り投資法(2017年5月)波乗り投資法の極意は
11.株はバブルに乗って(2017年10月)アベノミクスはバブルといわれて
12.バブル大研究(2017年11月)90年資産バブルの研究論文
13.生涯投資法(2018年6月)定年後の豊かな生活を目指して
14.波乗り投資法(2019年1月)波乗り投資法の定番
15.波乗り投資法2(2019年10月)投資法の最新版
16.ポートフォリオ・マネジメントのすすめ(2020年1月)ファンドの設立者への助言と指針
17.ファンドマネジメントと波乗り投資法(2020年5月)ファンドの管理から評価まで
18.環境対応で生き残る「波乗り投資法」(2020年8)コロナショック後の投資環境
19.波乗り投資法で資産形成(2022年2月)アメリカの金融政策変更と株価

紙の本では、出版コストがかかる関係からこれほどまでに出版できませんが、電子書籍では比較的簡単にできます。とはいえ私としても出版元のアマゾン社に、内容の一部変更の場合には、既購入者に変更本を自動的に配布できないか交渉したのですが、本の信頼性が損なわれるためでしょうか、内容変更本の既購買者への配布は難しいようです。情報を更新するための新刊発行も19冊になりましたが、現在発売中のものは表題が太字でアンダーラインの2冊だけです。

今回発表した「波乗り投資法で資産形成」は、前回の出版から1年半、日本を取り巻く投資環境は大きく変わりました。アベノミクス相場も10年目に入り、相場を支えていたアメリカではコロナ禍とインフレから、金融政策の変更が現実のものとなってきました。

このため2022年は、日本の市場でも冒頭から大荒れの相場となっています。このまま放置するわけにはゆきません。「波乗り投資法で資産形成」は、このような変化を見据え、どのような行動をとればよいのかを提案しています。部分的には以前と同じ項目がありますが、内容は十分吟味して投資環境の変化を伝えるようにしたつもりです。

これだけ努力したにもかかわらず売れ行きはさっぱりです。最近は売れ行きよりも、私の出版の記録を後の世に残したいとの思いで出版しています。アマゾン社の「キンドル版」や、みんかぶの「ブログ」であれば、この思いは通じるかもしれません。

アマゾン社の「キンドル版」では、本は「本の紹介」「表紙」「中身」の3部分から成り立っています。中身(コンテンツ)は量も多くこの欄に乗せるわけにはゆきませんので、明日から株の非営業日に、「本の紹介」部分を順次取りあげご紹介させていただきます。出版時の投資環境の違いから、今の相場の投資行動に繋がれば幸せです。

それではまた明日まで、さようなら……。
 


 

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