世界中でコストプッシュ・インフレが起きつつある

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -797.42 @32,817.38, NASDAQ -482.48, S&P500 -127.78 @4,201.09)。ドル円為替レートは115円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が346に対して、下落銘柄数は1,788となった。騰落レシオは89.17%。東証1部の売買代金は4兆768億円。

TOPIX -34 @1,760
日経平均 -430円 @24,791円

欧米の対ロシア経済制裁が強化されるに連れて原油をはじめとする資源だけでなく穀物も値上がりしている。世界中で物価が上昇(コストプッシュ・インフレ)しており、新型コロナウィルスのパンデミックで落ち込んだ世界経済はまだ回復途上であるのにその回復が停滞するのではないかという懸念が急速に高まってきた。これらのことを背景に、本日の日経平均は大幅続落した。

日経平均の日足チャートを見ると、長い上ひげを引いた陰線で今回の急落局面の安値を更新した。ローソク足で見る限り、下げ圧力は弱まっていないが、25日移動平均線乖離率がマイナス7.5%まで拡大したため、少なくとも一時的には下げ止まっても良さそうなタイミングではある。もし、戻り局面となったとしても、下向きの25日移動平均線辺りが強い上値抵抗線となりそうだ。

33業種中すべてが下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、鉄鋼(2位)、海運(3位)、鉱業(4位)、非鉄金属(5位)となった。

優利加さんのブログ一覧