原油価格の急上昇に反応して株価が急落

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -179.86 @33,614.80, NASDAQ -224.50 @13,313.44, S&P500 -34.62 @4,328.87)。ドル円為替レートは115円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が225に対して、下落銘柄数は 1,920となった。騰落レシオは101.34%。東証1部の売買代金は3兆7199億円。

TOPIX -51 @1,794
日経平均 -764円 @25,221円

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が激化する中、欧米諸国がロシアからの原油輸入の禁止を検討していると伝わった。既にかなり高くなっていた原油価格がさらに高くなり、資源高による世界景気の悪化が強く懸念されたため、世界的な株安となった。北海ブレント原油先物の直近物は一時1バレル=139ドルと2008年7月以来の高値を付けた。

日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線も10日移動平均線も明確に下向きが続く中、2月24日安値をあっさり、深く割り込んだ。下げ止まり地点ががまだ見えて来ない。それでも、「円月殺法音無しの構え」の建玉法を続けている限りはそれでも構わないが。昨年9月14日高値@30,795円からもう直ぐ半年が経過するので、日柄調整はほぼ完了する。後は値幅調整で、ロシアのウクライナ侵攻と欧米諸国による対ロシアの経済制裁が世界経済に与える悪影響を手探りで織り込み中である。往々にして株式相場は悪材料を過剰反応するが、それは後になってみないとなかなか気が付かない。

33業種中28業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、輸送用機器(2位)、繊維製品(3位)、精密機器(4位)、金属製品(5位)となった。

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