TOPIX -37 @1,845
日経平均 -592円 @25,985円
米国株安を受けて寄り付きから下げていたが、ロシア軍が欧州最大規模のザポロジェ原発に砲撃して火災が発生していると伝わり、日経平均の下げ幅は一時800円を超えて2月24日の昨年来安値@25,775円を割り込んだ。その後、原発の原子炉等の基幹施設ではないと判明したが、これにより、ロシアとウクライナの停戦協議がますます難航すると予想されて弱気が支配的のまま大きく切り返すことはなかった。
日経平均の日足チャートを見ると、2月24日と本日3月4日の日足はどちらも下ひげを引いた長陰線で下げており、安値がほぼ同じである。もし、このまま横ばいが続くか少し戻れば、この辺りが底値かもしれないという見方が有力になるが、まだ世界中の人々が驚くようなことが起こりうるので何とも言えない。トレンドがはっきりしない時は相場の見方だけでは不十分である。迷ったときは建玉操作で補完するしかない。「円月殺法音無しの構え」(第60期勉強会に優利加塾生だけが分かる隠語)の出番。
33業種中海運と石油・石炭を除く31業種が下げた。下落率トップ5は、ガラス・土石(1位)、輸送用機器(2位)、非鉄金属(3位)、化学(4位)、金属製品(5位)となった。