米金融政策の不透明感がやや後退して株価は反発

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA+596.40 @33,891.35, NASDAQ +219.56 @13,752.02, S&P500 +80.28 @4,386.54)。ドル円為替レートは115円台後半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,424に対して、下落銘柄数は667となった。騰落レシオは105.13%。東証1部の売買代金は2兆7561億円。

TOPIX +22 @1,882
日経平均 +184円 @26,577円

ロシアが停戦に向けて協議を再開する意向を示したことで警戒感が少し和らいだ。また、パウエルFRB議長が米下院の証言で3月に利上げする方針を示した。利上げ幅は0.25%。これにより金融政策をめぐる不透明感が後退した。これらのことを背景に、日経平均は一時300円以上上げた。米長期金利が上がり、恩恵を受ける銀行や保険が上げた。円安方向に動いた為替レートに反応して自動車も上げた。WTIが1バレル=112ドル台まで上昇し2011年以来の高値を付けた。原油高・資源高基調に反応して鉱業や非鉄金属も上げた。資源権益に巨額の投資をしてきた総合商社も上げた。

日経平均の日足チャートを見ると、上下にひげを引いた陰線で上げた。昨日に続き2連続陰線である。陰線で上げるときは力強さが足りない。25日移動平均線も10日移動平均線もまだ下向きであり、戻り売り圧力は強く、2月10日のように一旦は25日移動平均線の上に浮上してもすぐにその下に叩き込まれることが多い。ウクライナ危機が最悪期を過ぎたと誰もが感じるまでは底値圏での攻防が続きそうである。

33業種中32業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、石油・石炭(2位)、銀行(3位)、保険(4位)、非鉄金属(5位)となった。

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