内閣府が17日発表した7-9月期の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.1%減、年率換算で0.4%減となった。約7年ぶりに2四半期連続のマイナス成長を記録した。世界的な金融危機と景気低迷を受けて企業の設備投資が減少し、輸出や個人消費も伸び悩んだ。 記者会見した与謝野経済財政相は、「景気が後退局面にあることを示している」と述べ、02年からの景気回復期が終了し、すでに後退期に入っていることを認めた。2四半期連続の実質マイナス成長は、前回の景気後退局面下にあった01年以来。当時は4-6月期から3四半期続けてマイナス成長となった。
