TOPIX +18 @1,952
日経平均 +295 @27,580円
米国株式相場は主要3株価指数が揃って上昇した。ハイテク株の一角が堅調な業績を好感して買われる一方、米長期金利の上昇により利ざや拡大が期待できる金融株も上げた。他の好決算銘柄も大きく買われた。日経平均の上げ幅は一時350円に迫った。ソフトバンクグループは2021年10~12月期の連結純利益が前年同期比98%の減益(290億円)となったと発表したが、株価は昨年来高値の半分くらいになっており、値ごろ感から買いが優勢となり5.8%高となった。この銘柄だけで日経平均を65円押し上げた。
日経平均の日足チャートを見ると、陽線で上げて2月2日の戻り高値を少しだけ超えて来た。10日移動平均線は明確に上向きに転じ、株価はその上にあるため、大きな悪材料が新に出てこない限り上方向へしばらく動きそうである。ただ、下向きの25日移動平均線にあと少し上げるとぶつかるため、これが上値抵抗線として意識される。
33業種中22業種が上げた。上昇率トップ5は、精密機器(1位)、鉄鋼(2位)、ガラス・土石(3位)、金属製品(4位)、輸送用機器(5位)となった。