2月2日以来下向きの10日移動平均線の上で推移している

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場はダウ工業株30種平均は小幅に下げたが他は上げた(DJIA -21.42 @35,089.74, NASDAQ +219.19 @14,098.01, S&P500 +23.09 @4,500.53)。ドル円為替レートは115円台前半の先週末比円安水準での動きだった。東証1部では、上昇銘柄数が783に対して、下落銘柄数は1,313となった。騰落レシオは88.85%。東証1部の売買代金は3兆141億円。

TOPIX -6 @1,926
日経平均 -191円 @27,249円

1月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が事前予想以上に増加し、平均賃金も上昇しており、インフレ懸念が一段と高まった。これを受けて、米債券市場では長期金利が1.9%台まで上昇した。長期金利の上昇により将来の成長を大きく取り込んでいる高PER銘柄、特に値がさ成長株が売られ日経平均を押し下げたが、反対に長期金利の上昇の影響を受けにくいバリュー株が買われて下げ圧力を一部緩和した。また、長期金利の上昇の恩恵を受ける銀行や保険株は上げた。

日経平均の日足チャートを見ると、下げたが、2月2日以来下向きの10日移動平均線の上で推移している。強い反発力とはなっていないが、下向きの力はかなり弱まったと言える。

33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、保険(1位)、銀行(2位)、パルプ・紙(3位)、石油・石炭(4位)、医薬品(5位)となった。

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