TOPIX -6 @1,926
日経平均 -191円 @27,249円
1月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が事前予想以上に増加し、平均賃金も上昇しており、インフレ懸念が一段と高まった。これを受けて、米債券市場では長期金利が1.9%台まで上昇した。長期金利の上昇により将来の成長を大きく取り込んでいる高PER銘柄、特に値がさ成長株が売られ日経平均を押し下げたが、反対に長期金利の上昇の影響を受けにくいバリュー株が買われて下げ圧力を一部緩和した。また、長期金利の上昇の恩恵を受ける銀行や保険株は上げた。
日経平均の日足チャートを見ると、下げたが、2月2日以来下向きの10日移動平均線の上で推移している。強い反発力とはなっていないが、下向きの力はかなり弱まったと言える。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、保険(1位)、銀行(2位)、パルプ・紙(3位)、石油・石炭(4位)、医薬品(5位)となった。