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週末まとめ -11/16/2008-
NGTNさん
更新:2008/11/16 20:31投稿:2008/11/16 01:20
週間では、ダウは-5.0%、ナスダック指数は-7.9%、S&P500は-6.2%でした。週ベースでは二週続落です。先週末に中国の大型景気刺激策が発表されましたが、米株が高かったのは月曜の朝方だけで、あとは水曜までズルズルと下げ続けました。木曜日にショートカバーが入ったのか大幅反発しましたが、金曜には再度大幅下落しました。ニュースフローは悪い内容が続きました。
今週はナスダック指数が弱かったです。グーグル、インテル、サンマイクロ、アプライド・マテリアルズなどに、冴えない決算、弱気の見通し、アナリストによる業績見通し引き下げなどの悪材料が相次ぎました。特に半導体関連は個人消費の急減速の影響をもろに受けているようです。
米家電小売り2位のサーキットシティが連邦破産法11条（民事再生法相当）の適用を申請しました。政府発表の10月小売売上は悪かったです。そして書き入れ時であるクリスマス商戦を控えての小売各社の業績見通しは、いずれも冴えないものでした。ウォルマート、ベストバイ（家電量販店最大手）、JCペニー（百貨店）、アバクロ（衣料）、いずれも市場予想を下回る見通しを出してきました。ウォルマートは少々下回る程度ですが、その他の企業は市場予想を大幅に下回る見通しでした。週明けには、ターゲット（ディスカウントチェーン）とロウズ（ホームセンター）の決算発表があります。11月最終週にはブラックフライデーが控えていますし、年内は個人消費の動向に神経を尖らす日々が続きそうです。（どうでもいいことですが、アバクロのティッカーって何だっけ？と思ってwikiを見たら記述内容の日本語がかなり変でした・・・。しかもティッカー載ってないし。上場企業なら普通は載っているのですが）
金融関連では、CIT（企業・消費者にローンやリースを提供）、アメックスが銀行持ち株会社に転換しました。両社とも米政府に公的資金の注入も要請したようです。GS、MSの投資銀行に続いてノンバンクが銀行持ち株会社になりました。Fedと政府が支援する範囲がどんどん広がっています。下落を続ける金融株も多く、citi、GS、バンカメは年初来安値を更新しています。
★日本
週間では、日経平均は-1.40%、TOPIXは-3.65%でした。先週末に発表された中国の総額4兆元（約57兆円）の景気刺激策を好感し月曜日の日経平均は大幅高となりましたが、それ以降はアメリカ連動で木曜まで下げ続け、金曜に少し戻して一週間を終えました。全体的に出来高が減少してきています。投機家もリスクを取れなくなっていて、投資家も景気の先行き不透明で様子見を決め込んでいるのでしょう。商いが薄い中このままデレバレッジが続くのなら、その重みでジリジリ下げていきそうな感じもします。まあ下値では、国内年金や個人の買いがある程度入るでしょうけど。。。
個別銘柄では、中国の景気刺激策への期待で建機が底堅かったです。あとは全体的にディフェンシブに資金が避難している感じでした。ジェネリック医薬品や一部の小売りが強かったです。
★為替
株式市場が下落基調だったためか、為替も円高基調でした。
★商品
原油は下落基調。中国の景気刺激策への反応も鈍く、火曜以降はWTI 60ドル割れで推移しました。バルチックドライ指数は下げ渋っています。
★今週の予定
17日(月)
第3四半期GDP・一次速報（日）
11月ニューヨーク連銀製造業景気指数（米）
10月鉱工業生産（米）
ターゲット、ロウズ決算発表
18日(火)
10月生産者物価指数（米）
ホームデポ決算発表
19日(水)
10月消費者物価指数（米）
10月住宅着工件数（米）
FOMC議事録（米）
20日(木)
11月フィラデルフィア連銀景況指数（米）
10月景気先行指数（米）
デル決算発表
21日(金)
ギャップ決算発表
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建機は中国、アメリカ共に景気対策としていろいろやるみたいなんで良いかもしれませんね。CATの動きでも見つつ、買ってみようかなと思います。
Perfumeの新曲はなかなか良いんですが、衣装の色がちょっとアレな気がしますよ！
いつも勉強なる考察に感謝しています。
月曜発表の第3四半期GDP・一次速報（日）がわずかでもプラスになれば、総悲観論が少なくなり、株価上昇期待できますかね？
私はマーケットウイナーズ（日曜TV)の岡崎さんの考察に注目しています。
岡崎さんの年初の最大サプライズ予想で、昨年は安倍政権崩壊を当て、本年は日銀利下げを当てました。洞察力はすごいです。
岡崎さんは、過去の実績から、今の様な状況下では新興株のパーフォーマンスが良くなると言っておられました。
その兆候は見られますが、個人投資家の傷が深いだけにどうなるか注目しています。
Perfume、来ましたか。スピッツも来てますね。
リバモアの伝記、ちょっとずつ読んでいますが、訳がこなれれているせいか、読みやすいですね。NGTNさんが紹介してくれなかったら、絶対に読まなかった本だと思います。こういうことがあるからこそ、このサイトの良さだと思います。
また、お邪魔します。
アバクロwikiは病的な感じですね。画像もなぜか100年前のカタログ・・・。建機についてですが、政府が財政出動する場合は、発注は国内メーカーが優先されるのかそれとも国内国外関係ないのかがよくわからないです。国内メーカー優先だと、日本のメーカーはあまりメリットないなぁと。
Perfumeの衣装は銀杏（イチョウ）っぽいですね。ある意味、今の季節に合っている。。。
ニッパチの星さん、
日本経済の推移は、昨年末あたりがピーク、今年の6月あたりから外需が一段落ち込み、今年の9月以降の世界的な混乱によりさらに落ち込みというイメージです。GDPは過去の数字なので、9月以降の混乱の影響が危惧されている現状においては、たいして重要視されないと思います。
岡崎さんってフィスコの人ですよね。あの人は、新興市場絡みの仕事をしてたと思うので、新興市場の株を薦める点については割り引いて考える必要があると思います（http://minkabu.jp/blog/show/3897 ←この説明会でフィンデックスファンドの説明をした人が岡崎さん。）。新興市場は、内需の銘柄が多いので、急落している外需に比べれば業績の変動が小さくて良いですね。ただ、現在の状況では規模の小さい会社ほど信用力の低さからビジネスを行っていくのが困難であると思われるので、厳しい状況になる企業も出てくると思います。借入が多いところは危ないですね。
ナイス橋本・龍太郎さん、
リバモア本は読みやすくて良いですよね。書店の投資本コーナーに、こういう良書がもっと並んで欲しいです。面白い本があったら、また紹介いたします！
岡崎さんについてですが、フィスコ関連に所属されている方ですが、個人投資家の育成に尽力され、志の高い方のように思います。
著書に「相場ローテーション・・・」等がありますが、過去の解析を細かくされ、素人にも解りやすく、今後の株価動向を予想する上で、非常に参考になります。但し私は、能力の関係で消化不足気味ですが・・・
本日のマーケットウイナーズ（CNBC 17:00～)でも、FRBの公定歩合の融資残高が13.3％減少するという良い兆候がみられた。や 騰落率の解析等について、鋭い指摘をされていました。
本当はもっと詳細を説明したいのですが、能力の問題がありこの程度にさせていただきます。
尚、本日CNBC TV 21:00～から再放送されます。