動点Pさんのブログ
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コッカラッス
こんにちは。動点Pです。
本年もよろしくお願いします。このブログは自分の頭の整理のためにのんびり続けていきますよ。早速指数を確認しておきましょう。
1/7 値 前週比 年初来
S&P500 4677.03 - -2.65%
NASDAQc 15592.19 - -5.58%
S&P500 週足Sto RSI %K 38.89
いやはや、今年は下げから始まりましたね。特にNASDAQ総合が弱いです。5%以上下落したので、NASDAQで一括投資をするなら、チャンスかもしれません。NASDAQが下げている理由は、グロース株が売られているからです。去年のブログで何度か書いている通り、グロース株は金利に弱いです。金利が上がると資金調達が難しくなるので、中小型のグロース企業は成長率が下がると思われ、売られてしまうというわけです。
たとえば去年までは花形としてちやほやされていたクラウドストライク $CRWD ですが、去年の11月から株価はなんと40%も下落しています。しかしクラウドストライクは、2020年から2021年に売上は50%近く増加しており、すでに年間1400億円($1.29billion)を超えています。ものすごい成長です。しかしこの企業はいまだに純利益が$-211millionで2億円以上の赤字です。こうした企業をどう判断するか、ということですね。
finvizというサイトがあります。
このサイトから"Maps">> "S&P500" + "Year to Date Performance" と選ぶと、年初来の騰落率がわかります。図を添付します。年初からの1週間でどのセクターが上がったかをみると、やはりテックセクターがマイナスになっています。Google $GOOGL やマイクロソフト $MSFT が-5%以上になっているのは珍しいです。
一方、金融セクターとエネルギーセクターはプラスになっています。銀行や石油、天然ガス企業は上がっているというわけです。この辺の銘柄は典型的なバリュー銘柄で、高い企業成長は見込めませんが、利益を還元する高配当の企業が多いです。たとえばエネルギーセクターの代表的な銘柄であるエクソンモービル $XOM は現在の配当は5.15%です。高配当でよく知られているJリートの利回り(分配金)に匹敵する利回りとなっています。こうした企業はすでに資産が多く、利益を稼ぐ仕組みができあがっているので、金利が上がっても資金を借りなくても利益を出せる、と考えられています。
この図の真ん中あたりに $DIS 、ディズニーがあります。ディズニーはこのコロナ禍でずっと苦戦を強いられてきましたが、ようやく人々が少しずつ動き出し、株価も上向いてきています。実はエクソンもディズニーもダウ30種銘柄に含まれています。去年の最後のブログで「来年はS&P500よりもダウ(NYダウ工業株30種)のほうが強いかもしれません。」と書きましたが、本当にそうなるかもしれません。
それでは、今年はどのような相場になるでしょうか。私のあてずっぽうな予想をすると、今年はまだしばらく調整が続きますが、中間から後半にかけて相場は総じて上向きになると思っています。なぜならFRBが金利を上げるのは景気がいいからです。景気がいいときは総じて株価は上がるものです。金利が上がってグロース銘柄の理論株価が下がるといっても、現状は少し売られすぎだと思っていて、どこかでグロース銘柄も反転して上昇するはずです。途中に決算発表もありますから、その段階で多くの企業がふるいにかけられると思います。
直近の話をすると、そろそろNASDAQも下げ止まるのではないかと思っています。昨日、米国10年債金利が2%以上あがりましたが、NASDAQ総合指数は-0.96%にとどまりました。金利上昇をだいぶ織り込んできたものと思います。
前回、マクレランオシレータについてふれました。
これを見直すと、マクレランオシレータは0付近になっており、少しマーケットの勢いは弱いようにみえます。来週明けはまだ少し弱いかもしれませんが、そのあとはじわじわと上がるのではないでしょうか。
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それでは日本市場はどうでしょうか。株価をみていて最近強いのは銀行株です。ゆうちょ銀行や名古屋銀行はグイグイと上がってきています。京都銀行などもこれからおもしろいのではないでしょうか。
しかし全体にみるといまのところまだ悲観的です。来週もさらに下がると思っています。前にブログで、東証1部は海外投資家の資金にかなり影響されていることを書きました。
「海外投資家が東証取引額に占める割合」
現在円安が進んでいるので、株価は上がりやすいはずです。しかし、現在それ以上に日本市場の魅力がなくなっていて、海外投資家の資金が抜けていると思っています。このあたりはもし時間があったら調べてみたいです。
マザーズ市場も暴落にちかい下げが続いていて、資金が抜けています。しかし東証の資金とマザーズの資金は出資者が違うと考えています。マザーズは小型で株の流通が少ない銘柄が多く、海外投資家が買いにくいです。そのため、マザーズの出資者は日本の個人投資家が多いです。この場合、マザーズの資金は究極的には日本のマネーストックに依存すると思っています。日銀が買い支えなくなってから、マネーストックは減っているので、おそらくマザーズはその影響を一番受けていると考えています。ですから、マザーズが上昇するには日銀がまたETFなどを買い支えるなど、国内資金の流入が必要と思います。しかしいまの政府は株式市場に関心がなさそうで、むしろ敵意さえ持っているようなので、しばらく難しいかもしれません。。
さて、オミクロン株が流行しており、日本もまだまだコロナ感染に振り回されそうです。それでもなるべく楽しんでいきたいですね。私はいまさらながらネットフリックスに加入しました。
ではではー。
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