2日連続の陰線だが下げ渋りの兆候もあり

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -170.64 @36,236.47, NASDAQ -19.30 @15,080.87, S&P500 -4.53 @4,696.05)。ドル円為替レートは115円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が853に対して、下落銘柄数は1,218となった。騰落レシオは104.84%。東証1部の売買代金は3兆128億円。

TOPIX -1 @1,996
日経平均 -9円 @28,479円

米連邦準備理事会(FRB)が保有資産の縮小を前倒しで進め、利上げをするタイミングも前倒しで実施する可能性が高くなり、米長期金利がさらに上昇(1.7%台へ)したことを嫌気して米国株が続落した。日経平均は昨日大きく急落したので、本日は自律反発狙いの買いが優勢となり一時は300円ほど上昇した。しかし、戻り売りが優勢となり押し戻された。長期金利上昇に弱い値がさ成長株や半導体株の一部は売られたが、円安の恩恵を受ける自動車株や長期金利上昇の恩恵を受ける銀行株や保険株は上げて相場全体の下げを緩和した。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の長大陰線に続き、本日も陰線だったが下ひげを引いて下げ渋り、終値では少し続落しただけに留まった。1月7日に米雇用統計の発表があるが、この内容次第で株式市場は金融引き締めが早まるか否かを読み取りに行くだろう。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、銀行(2位)、鉄鋼(3位)、石油・石炭(4位)、海運(5位)となった。

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