goodknight1987さんのブログ
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中国の台頭
鄧小平氏の改革開放以降、
中国【中華人民共和国】の経済成長は著しく、
国別GDPで日本を抜き世界2位になったのは周知の事実
国内では民族問題、インフレ、公務員の不正、共産党一党支配への反発
国外では台湾問題【国内問題でもあるが、アメリカとの関係もあり国外に分類】、軍事力の拡張、領土の主張、貿易収支、為替操作、知的所有権、人権・・・
さまざまな問題を抱えているのも周知の事実
ただ、人類の歴史を冷静に振り返ると、
中国はそのほとんどで世界の中心であり続けた
少なくとも東アジアの中心であった
例外的に東アジアの中心を失ったのが、
1945年の第二次世界大戦終結後、日本に連合国【アメリカ軍】が進駐し
一方の中国が国共内戦を始めたころ、東アジアの中心が日本に移り、
中国は共産主義国家となり、経済復興に失敗し続けるのを横目に、
日本は独立後、傾斜生産方式による基幹重工業の復興を手始めに高度成長を実現し、
GDPで旧西ドイツを抜き世界2位まで成長した
政治体制は民主主義を取り入れ、日本国憲法の戦争放棄の精神の下、軽軍備の経済成長で、
またアメリカ軍が日本駐留を続けた安心感【いわゆる「ビンのふた」】もあり、
第2次世界大戦で戦場となった東アジア諸国に脅威を感じさせることなく、
日本は大国への道を歩み、東アジアの中心となり続けた
振り返れば、東アジアの中心が日本になってたかだか70年
それ以前は力の強弱はあれ中国が中心であった
現在の中国の経済成長を考えれば、中国が東アジアの中心と言ってもおかしくない
すでに日本が東アジアの中心である時代は終わった、とはっきり認めるべきだろう
別に日本が衰退している、というつもりはない
日本を過小評価するつもりもない。ただ、中国の人口・国土・経済力、日本にはかなわない点が多い
日本が比較にならないほど優れている分野は数多いが、総合力は直視すべき
感情にとらわれず、冷静に歴史を振り返りながら判断すると、
中国が共産主義にはまって国力を無駄に消費していただけで、
市場経済化すれば拝金主義の中国国民は強い
批判はいろいろあろうが、自分も批判したい点はあるが【中国のロケット・軍事技術はロシアからパクリ過ぎ。宇宙服はロシアから買ったのか?と思ったら自主開発と主張・・・。CRHを特許出願する厚かましさも腹が立つ・・・】、経済大国、ゆくゆくは軍事大国になるのは事実。日本としては、アメリカとの関係を保ちつつ、中国とも友好関係を気づかねばならない
そもそも、アメリカと中国、政治・軍事の舞台ではお互いの主張をぶつけ合っているが、経済は運命共同体。アメリカ企業は中国製造業なしに利益を出せない。中国はアメリカ市場なしに国民の生活を向上させられない
今一度歴史を振り返って問題を考えると、
中国は中華思想に象徴される世界の中心であり、周辺国は属国である、との考え
相手国の国王を任命する行為がその最たるもの
そこまで我慢しろ、とは言えない。日本は独立国でありどの国に属国ではない、と明白に主張しなければならない。また中国指導者はバカではないので、周辺国を属国呼ばわりすることはないだろう【指導部のメンバーが失言することはあるだろう】。中国だって、経済力はつけた、政治力は国連安保理常任理事国として影響力はある、と認識しているだろうが、軍事力はアメリカはおろか、日本に並ぶかどうか、くらい認識している。空母1隻では潜水艦に撃沈されるのがオチ。装備の近代化もまだまだ。核ミサイルを使えば日本を殲滅することは可能だが、滅ぼしてしまっては取り込む価値がない。30年たてば、日本の軍事力を超える戦力となるだろうが、アメリカにはまだ遠くおよばない
怖いのは、
(1)指導部の現状認識と軍部の認識が一致するか
(2)軍内部の統制がとれるか
(3)国民の大国意識の高まりを指導部が抑えきれるか
大国になればなるほど、規律を保つことが大事。1部隊の暴走が国を引っ張ることもありうる
尖閣諸島、南沙諸島問題はその試金石、民間漁船が排他的経済水域を犯して操業する事態を抑える責任は中国にあり、漁業監視船を頻繁に出している現状、大問題化することはないだろうが、将来は不安に思う
中国の台頭は歴史の必然として冷静にとらえ、その中国と経済利益をともにし、政治的対立があろうとも軍事的には対立をしない、そんな関係が日本のみならず、周辺各国に求められていると思う
おはようございます。
熱い思いが伝わってきますね。
中国は4000年の歴史がある大国。
ただ、侵略され続けた歴史でもある。
そのほとんどを周辺国に領土を奪われ、虐げられてきた。
これだけ、中華思想が定着した時代は少ないのでは。
いずれ、中から分裂するでしょう。