民間の「自主的な」50%債権放棄が実行されれば、
フィッチレーティングスがギリシャの格付けをデフォルト【D格】に見直す、と発表
債権放棄後の償還にも不安がある、と判断
とはいえ、この格付け変更がされたところで特になにも起きない
D格は、CDSのイベントトリガーになりうるはずだが、
CDSのイベント有無を判断する機関はすでにデフォルトイベントではないと判断済
ギリシャの格付けは十分に低いので、今の格付け変更で価格変動が起きることはない
というわけで、ギリシャの格付けはすでに興味なし
D格なのに、CDSの請求権が発動できないのは異常事態だが、ヨーロッパがルールを曲げたので、仕方ない
ソブリン債はCDSによるリスクヘッジ機能を期待できない。高金利だがCDSと合わせれば国債購入可能、と考えていた投資家は国債購入を控えるだろう。その悪影響は容易に想像できるが、対策は取られないだろう。将来への爆弾をさらに抱え込んだヨーロッパ、解決は無理だろう
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
GTN2011さん
コメントありがとうございます
CDSの存在意義は問われるでしょうね
ソブリン債で機能しないのであれば、地方債・政府機関債は連想が働きます
買い手が手控えるのでは?と想像
ただ、日本とヨーロッパでは事情がことなるかと
日本のCDS市場は波乱ないと予想。日本国債がヘアカットを求めると想像できないので
GDP比200%の日本国債ですが、償還財源のメドはあり、波乱要因が見当たりません
ヨーロッパのCDS市場は注目ですね
先週は「包括戦略」の安心感がありましたが、徐々に熱が冷める段階。ソブリン債・地方債・政府機関債のCDSは徐々に対ドイツ国債とのスプレッドを拡げるのでは? と予想。イタリア・スペイン・フランス国債のCDSは気になります
コメントありがとうございます
CDSの存在意義は問われるでしょうね
ソブリン債で機能しないのであれば、地方債・政府機関債は連想が働きます
買い手が手控えるのでは?と想像
ただ、日本とヨーロッパでは事情がことなるかと
日本のCDS市場は波乱ないと予想。日本国債がヘアカットを求めると想像できないので
GDP比200%の日本国債ですが、償還財源のメドはあり、波乱要因が見当たりません
ヨーロッパのCDS市場は注目ですね
先週は「包括戦略」の安心感がありましたが、徐々に熱が冷める段階。ソブリン債・地方債・政府機関債のCDSは徐々に対ドイツ国債とのスプレッドを拡げるのでは? と予想。イタリア・スペイン・フランス国債のCDSは気になります
> CDSのイベント有無を判断する機関はすでにデフォルトイベントではない
> CDSの請求権が発動できないのは異常事態
今回のEUの処置により、CDSはそのものの存在自体が問われるのではないでしょうか?
明日以降、CDSがどうなるか注視したいと思います