元祖SHINSHINさんのブログ

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怨霊信仰が原点だった源氏物語

明治天皇は崇徳上皇の祟りを恐れて、

讃岐の崇徳上皇稜からその御魂を京都の白峰神社へ移してから

正式に即位したという記録が、

宮内庁の記録に残っているという。

 

これをもって、日本の伝統文学である

竹取物語、伊勢物語、源氏物語、平家物語、太平記(後半)も、

それらが描かれた背景を読み説けば、

すべて怨霊信仰が原点にあるという。

 

★「源氏物語はなぜ書かれたか」

  井沢元彦著 角川文庫 476円+税 H23.11.25.初版

 

源氏物語を推奨したのは藤原道長、

彼によって紫式部が物語に筆をふるったのは有名な話。

では何故、自分が権勢を誇った時代に

源氏を持ち上げるなどという、わざわざそんなことをしたのか?

 

藤原氏が権力を次々と手中に収めていく最中、

かわりに落ちぶれたのが源氏であったという。

 

その時期、菅原道真公の祟りとして醍醐天皇や藤原一族に奇異が生じ、

そのことを大変に恐れた道長が、

敗れ去っていったライバルたちを文学の中で輝かせることによって鎮魂させ、

落ちぶれていった源氏の祟りを避けようと書かせたのが源氏物語だという。

 

あらゆる時代を広く通じて語る井沢氏の視点ひとつひとつが、

学校では決して習わなかった新たな視野と得心を読者に投げかけてくる。

以前にも何度か読んでいたのだけど、井沢氏の書籍は面白くて勉強になる。

 

ところで、現在の世はどうであろうか?

田中角栄の怨霊は、今でも強く生きていると思うんだな。

中川昭一の怨霊が、これに加わった。

その他、米国に狙われて散っていった政治家たちの怨霊が、さらに加わった。

 

多くのまともな国民は、もううんざりしているんだ。

自分たちの手によるしか、こうした怨霊を鎮魂する方法はないと思われる。

でないと、怨霊たちはもっとデッカクなっていく。

 

PS:戦後の日本文学は、田中康夫氏の「なんとなく、クリスタル」が出るまで、

   大戦で死んでいった人々への鎮魂小説であったと断言するのには驚いたが、

   浅田次郎氏の「月島慕情」に収録されていた「雪鰻(ゆきうなぎ)」や

   「シューシャインボーイ」はその代表だろう。

 

 

   そういえば最近、浅田氏の小説を読むことができなくなった。

   彼の短編は、いちいち強くオイラの魂を揺さぶってくるので

   恐くって怖くって、読めないんだ(本当)

   浅田次郎は、本当の天才だ。

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