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金融緩和不足は財政悪化に直結する(欧米は日本病にならない)

 先進国の財政赤字、累積政府債務がクローズアップされてます。

 政府債務の対GDP比でダントツなのは日本。 で、その原因は長期デフレ=長期の金融緩和不足、です。 金融政策の軽視、(政治的な)財政政策偏重がその原因。 この構造は自民から民主になっても変わってない、、、というか、一層悪化した(多数への福祉バラマキ>>少数への利権バラマキ、ですから当然なのです)。

 

 欧米も日本の後を追いつつありますが、日本のようになるか否かは、彼らの金融政策次第。 

 

 結論的に言えば、欧米は日本の轍を踏まない可能性が高い。 緩和不足の長期化はなく、ということは、潜在成長率の著しい低下や極度の空洞化もない。

 

 それに、欧米の財政悪化原因は、日本のように(衆愚的、宿痾的、長期的な)財政政策偏重のためではない。 未曾有の金融ショックのためである。 で、金融ショックは、リーマンショック以前の金融緩和が、証券化市場等エキゾチック市場のバッファに吸収されまくった為に起きた。 証券化市場壊滅後の現在は、金融緩和の効果がより効きやすくなっている。 財政政策偏重指向なく、かつ金融緩和不足になりにくい状況なので、これらの点からも日本の二の舞は避けやすい。 

 

 さらに、欧米の金融当局者には、日銀のような病的デフレ指向(日銀は反インフレと錯覚しているようですが、、)はない。 日銀の病的デフレ指向を歓迎する財務省のような勢力や、金融護送船団システムもない。 これは、日本病に陥らない要因として決定的に大きい。 

 

 さて、これから起きるであろう(欧米諸国の)財政赤字抑制は、低金利の安定化につながる反面、それ自体はデフレ要因なので(但し日本のマスコミ、経済評論家、官僚が喧伝するほどのデフレ要因ではない)、金融政策の重要性は更に増す。 通貨安固定指向の中国等との金融緩和チキンレースは続くでしょう。 敗者は当然、中国です(∵バブリー度は必ず中国>>欧米、だから)。 

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登録日時:2011/08/05(22:56)

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