ユリウスさんのブログ
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日脚伸ぶ
冬至を過ぎてから、日が少しずつ長くなってきました。日照時間が長くなることで、だんだん暖かくなっているのを実感します。
今日などは、1歳半の孫と近くの公園にでかけたら、ぽかぽか陽気で、白梅は満開、小鳥の囀(サエズ)りも聞けました。
それにしても、「日脚伸ぶ」とは何とうまい日本語の表現かと感心しますね。
日脚伸びいのちも伸ぶるごとくなり 日野草城
日脚伸ぶこころにすきまあるごとし 早川麻子
そよぐもの光となりぬ日脚伸ぶ 小松崎爽青
「日脚伸ぶ」のついでと言っては作者に失礼かもしれません。ついでではなく、今日翔年が感じて、見て、聞いた順番ということにします。
勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男
囀りの高まる時の落椿 高浜虚子
きぬぎぬといふ言葉あり囀れる 中川きみ子
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