パーカーが大幅続伸、海外向け家電用防音材好調で第１四半期営業利益は１２倍

　パーカーコーポレーション<9845.T>が大幅続伸し年初来高値を更新している。２日の取引終了後に発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高１２２億６７００万円（前年同期比４１．４％増）、営業利益９億３５００万円（同１２．０倍）、最終利益６億３３００万円（前年同期１億１９００万円の赤字）と大幅増益となったことが好感されている。

　産業用素材で海外向けに家電用防音材の製造販売が好調に推移したほか、前期のコロナ禍の反動で自動車業界向け化成品も増収増益を確保した。また、５Ｇやテレワーク関連需要で国内外のファインケミカル製造販売が引き続き好調だったことも寄与した。

　なお、２２年３月期通期業績予想は、売上高４７０億円（前期比６．７％増）、営業利益３１億円（同１８．０％増）、純利益２１億円（同１１．６％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS