ニチイ学館、上期最終を33％下方修正

　ニチイ学館 <9792> が10月29日大引け後(15:15)に業績修正を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益を従来予想の24億円→16億円(前年同期は2.5億円)に33.3％下方修正し、増益率が9.6倍→6.4倍に縮小する見通しとなった。
　なお、通期の最終利益は従来予想の67億円(前期は61億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年３月期の第２四半期（累計）連結業績につきまして、売上高は概ね計画通りに推移したものの、介護事業における在宅介護サービス利用者の減少等により、前回発表予想を下回る見込みです。利益につきましては、現場主体の事業改革の奏功による主力の医療関連事業、介護事業の収益力改善と、教育事業（語学）におけるオペレーションコストの削減により、営業利益、経常利益は概ね計画どおりに推移しております。親会社株主に帰属する四半期純利益は、以下のとおり特別損失を計上する見込みであり、予想を下回る見通しです。なお、2020年３月期通期連結業績予想につきましては、今後、業績予想の修正が必要になった場合には速やかに開示いたします。＜特別損失の計上について＞教育事業（語学）の構造改革（ＣＯＣＯ塾事業からの撤退）に伴い、教室閉鎖に係る原状回復費用等の発生により特別損失を約740百万円計上する見込みです。＜配当予想について＞2020年３月期の配当予想につきましては、2019 年５月10日に公表いたしました１株当たり 40 円（第２四半期末20円、期末20円）の予想から変更はございません。（注） 上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、 実際の業績は、今後さまざまな要因により、予想数値と異なる可能性があります。