東海観光は17日、2008年12月期に年1円を計画していた配当を無配にすると発表した。前期は1円だった。世界的な株式相場の下落に伴い、証券投資事業で大幅な営業損失を計上。宿泊や霊園事業などもふるわず、純利益が2500万円と前期（14億円）から大幅に減る見通しのため。
　東海観は香港籍の不動産会社を親会社に持ち、証券投資や旅館運営、不動産開発、マレーシアでの霊園運営が主力事業。主力の証券投資事業ではペトロチャイナやチャイナテレコムなど中国企業の株を多く保有。世界的な相場下落で、08年1―9月期までに売却損と評価損を2億1400万円計上している。
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