エイチ・アイ・エスは９月14日の後場取引時間中に、2009年10月期第３四半期決算を発表した。連結業績では、売上高は2321億1800万円（前年同期は2566億4600万円）、経常利益は26億1100万円（同23億5800万円）、四半期純利益は16億5200万円（同１億3700万円）を見込む。

　また、同社は併せて、2009年10月期通期個別業績予想の修正を行うと発表した。売上高は3579億円から2985億円に下振れるものの、経常利益を30億円から39億5000万円に、純利益を15億円から16億円に上方修正する。

　新型インフルエンザ流行による旅行需要の減退や、商品単価の低い「安・近・短」方面への需要の一層の集中で、売上高は当初予想に届かないものの、商品造成の見直しを中心とする原価管理体制の一層の強化、ならびに為替予約の履行に伴って発生した外貨について、約５億円の評価損が減少したことも影響した。


（ＺＡｉ オンライン編集部）

原価管理体制の強化が奏功し、営業利益は同54.8％増に
エイチ・アイ・エス（9603・東１）


　エイチ・アイ・エスが、09年10月期第１四半期（08年11月～09年１月）決算を発表した。売上高は830億2100万円（前年同期比2.8％減）、経常利益は６億4600万円（同55.7％減）となった。

　円高による14億9400万円の為替差損が発生し、経常利益は前年同期を下振れる結果となったが、商品開発の見直しを中心とした原価管理体制の強化が奏功し、営業利益は同54.8％増となった。

　09年10月期通期の会社計画は、売上高3690億円（前期比0.2％増）、経常利益71億円（同14.4％増）を計画する。