ＦＥＳＣＯが急落、第３四半期は営業利益１．１％増も木質バイオマス発電は順調

　ファーストエスコ<9514.T>が急落。一時９７円（１２．６％）安の６７３円まで売られている。７日取引終了後、１５年６月期第３四半期累計（１４年７月～１５年３月）の連結決算を発表。売上高５３億７０００万円（前年同期比５．８％減）、営業利益１１億５１００万円（同１．１％増）、最終利益９億３３００万円（同２４．６％減）だった。通期業績も売上高で前期比８．２％減、営業利益で同１４．７％減、最終利益で同２４．２％減の従来予想を据え置いており、失望売りがかさんでいる。
　事業別では、省エネルギー支援サービス事業が再生可能エネルギー固定価格買取制度の見直しにより、太陽光発電設備需要が一段落し、大型省エネ設備販売が伸び悩んだ。一方、省エネルギー支援サービス事業は木質バイオマス発電所２基が９０％超の稼働率を維持し、外部販売も好調に推移している。

ＦＥＳＣＯの株価は１０時５６分現在６８４円（▼８６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）