内外トランス、今期経常を23％下方修正

　内外トランスライン <9384> [東証Ｐ] が9月29日昼(12:00)に業績修正を発表。23年12月期の連結経常利益を従来予想の58.6億円→45億円(前期は68.7億円)に23.2％下方修正し、減益率が14.8％減→34.5％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の34.1億円→20.5億円(前年同期は35.3億円)に39.8％減額し、減益率が3.2％減→41.7％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの2023年12月期における通期連結業績につきましては、コンテナ運賃市況低迷の影響を受け、当初業績予想を、以下の理由から下回る見込みであります。　単体の主力商品である輸出混載貨物輸送において、当社の想定を超えた水準での運賃の下落が続いております。　また、数量については、昨年までのコンテナ不足により一時的にフルコンテナ輸送から混載輸送にシフトしていた貨物が、コンテナ需給の緩和により再びフルコンテナ輸送に変更されたため減少し、売上高、利益ともに当初計画に対して未達で推移しております。　当社グループは、業績改善に向け、中期経営計画に掲げる諸施策を講じており、年後半には回復可能と見込んでおりましたが、運賃の下落等のマイナス要因を営業努力の成果により挽回するまでには至らず、現時点において、運賃及び数量が当初予想を下回る見込みとなりましたので、2023年12月期通期の連結業績予想を上記の通り修正いたします。　なお、期末の配当予想につきましては、2023年２月10日に公表しました数値から変更はありません。（注）上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は様々な要因に　　　よって予想数値と異なる場合があります。