ＪＲ九州、今期営業を一転黒字に上方修正

　ＪＲ九州 <9142> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結営業損益は27.8億円の黒字(前年同期は186億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の23億円の赤字→27億円の黒字(前期は228億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業損益も従来予想の17.7億円の黒字→67.7億円の黒字(前年同期は23億円の赤字)に3.8倍増額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結営業利益は前年同期比3.5倍の68.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.5％→8.5％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年３月期の通期業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の新たな変異株の感染拡大により依然として不確実性が高い状況ですが、最近の業績動向や「JR九州プライベートリート投資法人」運用開始に伴う当社保有物件の売却に目処が立ったこと等を踏まえ、2021年11月２日に開示した内容から売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益をそれぞれ上方修正しております。