エスラインＧ、上期経常を一転10％減益に下方修正、通期も減額

　エスライングループ本社 <9078> [東証Ｓ] が11月6日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の6.5億円→3.2億円(前年同期は3.6億円)に50.0％下方修正し、一転して10.5％減益見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の16億円→10.5億円(前期は10.3億円)に34.4％下方修正し、増益率が54.1％増→1.2％増に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当第２四半期累計期間の連結業績は、一般消費財の値上げが続いていることによる購買意欲の低下や、ｅコマースの利用が定着し宅配便での商品購入が増加したものの、企業間物流の取扱貨物輸送量が予想以上に伸び悩んだために、営業収益は、前回発表予想を下回る見込みであります。　 利益面においては、営業収益が予想を下回ったことと、原油価格の高値安定が続いたことによる燃料費の予想以上の増加や、社員の定着を図るための待遇改善などの人件費が増加したことにより、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも前回発表予想を下回る見込みであります。　 2024年３月期の通期連結業績予想につきましては、2024年３月期第２四半期（累計）業績予想の修正を踏まえて、貸切業務の拡大や保管施設による売上拡大などの取り組みを進めるとともに、引き続き、燃料サーチャージの収受や運賃値上げの交渉等の営業活動を進めてまいりますが、下期においても貨物輸送物量に回復の兆しが見られないことや、原油価格の動向といった不安定な材料等も多いことから、営業収益、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも、前回発表予想を下回る数値に修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は、今後の　 様々な要因によって異なる可能性があります。