三栄コ、今期経常を一転赤字に下方修正

　三栄コーポレーション <8119> [ＪＱ] が2月4日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4.9億円の赤字(前年同期は4.8億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1億円の黒字→6.3億円の赤字(前期は4.4億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3.4億円の黒字→3.8億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は2.5億円の赤字(前年同期は2.6億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の1.9％→-4.0％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の売上高については、ワクチン接種状況の進展や昨年9月末の緊急事態宣言の解除・行動制限の緩和により消費全般の回復が期待されたものの、実際には、引続き足取りが重く、当第3 四半期会計期間はすべての報告セグメントにおいて予想を下回る結果となりました。また、新型コロナウイルス感染症の変異株が急速に蔓延している第4 四半期においても回復は見込みにくいことから、期初業績予想を下方修正いたしました。　利益面については、売上減少の影響や原材料価格高騰、輸送費上昇による仕入コスト増加等による売上総利益の減少により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益（個別は当期純利益）は、期初業績予想を下回る見込みとなりました。 (注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な要因により実際の業績は異なる結果となることがあります。