ムトー精工 [東証Ｓ] が2月10日大引け後(15:10)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の18.2億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の10億円→19億円(前期は7.6億円)に90.0％上方修正し、増益率が30.0％増→2.5倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の0.5億円の赤字→8.4億円の黒字(前年同期は4.5億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、85.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の19.5円→61.5円(前期は18.5円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の7.6億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.2％→11.5％に急改善した。