キヤノンが通期業績見通し増額、営業利益は６５．９％増の３６００億円に

　キヤノンは２６日引け後に、１０年１２月期第１四半期（１０年１－３月）の連結決算（米国会計基準）を発表。ネットワーク機器でカラー複合機やレーザープリンターの需要が回復、光学機器もデジタル一眼レフカメラの需要が拡大したことなどから、売上高７５５５億２６００万円（前年同期比１０％増）、営業利益８６８億４３００万円（同４．３３倍）、純利益５６８億１１００万円（同３．２倍）と利益面で急向上となった。

　１０年１２月期の業績は、１ドル＝９０円、１ユーロ＝１２５円を前提に、ネットワーク機器、光学機器とも続伸が見込まれるほか。半導体や液晶パネル向けの露光装置も回復が予想されるとして、従来予想を上方修正。売上高は従来予想比３０００億円増の３兆７５００億円（前期比１６．９％増）、営業利益は同３００億円増の３６００億円（同６５．９％増）、純利益は同４００億円増の２４００億円（同８２．３％増）の見通しだ。

　２６日の終値は１５０円高の４３９５円。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

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