ＦＣＣが大幅反落、第３四半期営業利益７２％減

　エフ・シー・シー<7296.T>が大幅反落している。２日の取引終了後に発表した第３四半期累計（２０年４～１２月）連結決算が、売上高１０１４億８３００万円（前年同期比２２．３％減）、営業利益２８億５９００万円（同７２．４％減）、純利益２０億２５００万円（同７５．０％減）と大幅減益となったことに加えて、通期計画に対する営業利益の進捗率が５７％にとどまったことが嫌気されている。

　第２四半期以降は回復傾向にあるものの、主に第１四半期にあった国内外における二輪車、四輪車の販売の減少や生産活動の停止などを受けて、二輪車用クラッチ、四輪車用クラッチの販売が減少したことが響いた。

　なお、２１年３月期通期業績予想は、売上高１３８０億円（前期比１９．３％減）、営業利益５０億円（同３６．７％減）、純利益３５億円（同１０．７％減）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS