トピー、今期経常を一転25％減益に下方修正、配当も30円減額

　トピー工業 <7231> が11月1日後場(13:30)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比54.1％減の15.5億円に大きく落ち込み、従来の30.1％増益予想から一転して減益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の114億円→70億円(前期は93.5億円)に38.6％下方修正し、一転して25.2％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比9.0％減の54.4億円に減る計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の90円→60円(前期は90円)に大幅減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比34.1％減の3.8億円に落ち込んだが、売上営業利益率は前年同期の1.1％→1.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2020年３月期第２四半期累計期間の連結業績につきましては、米中貿易摩擦の激化や、その影響を受けた中国の景気減速等により世界経済の不透明感が強まる中で、自動車・産業機械部品事業において、建設機械用足回り部品及び鉱山機械用ホイール等の販売数量が想定を下回ったことを主要因として、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回予想を下回る実績となりました。　2020年３月期通期の連結業績につきましては、主に自動車・産業機械部品事業において、今後も厳しい需要環境が続くと想定されるため、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を下回る見通しとなりました。　なお、上記の予想は本資料の発行日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。

　　2020年３月期の期末配当金の予想につきましては、通期連結業績予想が前回予想値を下回ったことを踏まえて、既公表の配当方針に則り、2019年５月10日の公表内容から30円減額し、１株当たり20円とさせていただきます。したがいまして、中間配当金を含めた年間配当金は、１株当たり60円を予定しております。