Ｊクラフト、今期最終を一転赤字に下方修正

　ジャパンクラフトホールディングス <7135> [東証Ｐ] が5月12日大引け後(16:30)に決算を発表。23年6月期第3四半期累計(22年7月-23年3月)の連結最終損益は16.6億円の赤字(前年同期は17.5億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の1.8億円の黒字→22億円の赤字(前期は26.9億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。


　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結最終損益は4.8億円の赤字(前年同期は3.7億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-5.3％→-5.6％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年６月期の通期連結業績予想について、当初計画では、日本ヴォーグ社の子会社化やグループ内協業による手芸販売強化によって売上加算を見込んでおりましたが、主力である小売事業において、趣味の多様化・少子高齢化を背景とした手芸人口減少などの影響により来店客数が大幅に減少し、売上高は前回予想数値を大きく下回る見込みとなりました。また利益面につきましては、不採算店舗の閉鎖や諸経費見直しによるコストの適正化に努め、販売管理費は当初計画どおりで推移しておりますが、売上高が予想数値に達しないことにより、前回予想数値を下回る見込みとなりました。来店客数回復と新たな手芸ファン獲得に向けた各種施策に取り組んでおりますが、その効果発現には時間を要することから、上記のとおり通期連結業績予想を修正いたします。（注）上記の通期連結業績予想は、当社が本資料の発表日現在において入手可能な情報と予測に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。今後、開示すべき重要な事項が発生した場合には、速やかに業績への影響を開示いたします。