小野測器が後場マイナスに転じる、第１四半期営業利益５４％減

　小野測器<6858.T>が後場急落しマイナスに転じている。午後２時ごろに発表した第１四半期（１～３月）連結決算が、売上高３８億６６００万円（前年同期比７．０％減）、営業利益３億５００万円（同５３．８％減）、純利益１億９４００万円（同５７．６％減）と大減益となったことが嫌気されている。

　東アジアにおける急速な景気減速から、生産ラインで使用される回転計測機器や寸法計測機器で受注が減少したことに加えて、研究開発用途として使用される音響・振動関連商品で特に高額案件が受注が減少した影響が大きかったという。また、新型コロナウイルス感染症の影響で特注試験装置及びサービスの受注が減少したことも響いたとしている。

　なお、２０年１２月期通期業績予想は、売上高１３６億円（前期比４．３％増）、営業利益６億円（同３１．９％増）、純利益４億５０００万円（同２５．８％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS