エレコム、非開示だった今期経常は4％増で8期連続最高益、未定だった配当は5円増配

　エレコム <6750> が6月5日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比4.4％増の142億円を見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比0.9％増の67億円とほぼ横ばい見通しと発表した。

　業績好調に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を33円(前年同期は30円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も33円実施する方針とした。年間配当は前期比5円増の66円に増配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社が2020年5月12日に公表した「2020年3月期 決算短信〔日本基準〕（連結）」においては、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大により、当社グループの主要販売ルートである家電量販店等については店舗の閉鎖や営業の自粛が相次ぎ、また、当社グループが注力するBtoBビジネス分野においては、展示会の中止や販売代理店の営業自粛等が、当社グループの営業活動に影響を与え、その収束の兆しが見えない状況下で、その影響額を合理的に見通すことが困難であると判断し、業績予想の公表を見合わせておりました。その後、政府により緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されたこと及び、当社グループの2020年4月～5月の売上高の実績から、当社グループにおける影響は限定的であると考え、業績予想を作成し公表するものであります。

　上記の業績予想を勘案し、従来からの安定配当方針の継続も考え、2021年3月期の第2四半期末および期末の配当を上記のとおり予想しております。※　上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。