1,132円
JVCケンウッドの個人投資家の売買予想
予想株価
1,000円
現在株価との差
-464.0
円
登録時株価
235.0円
獲得ポイント
+1,485.93pt.
収益率
+522.97%
期間
中期投資 (数週間~数ヶ月単位で売り買い)
理由
業績(会社計画の修正発表を含む)
認知症の兆し 視線で検知
JVCケンウッド、高精度の装置 予防・早期治療に道
2020/2/27付
1698文字
[有料会員限定]https://www.nikkei.com/article/DGKKZO56099020W0A220C2TJ1000/
6種類の図形から先に表示されたものと同じ図形を選んでいるか、視線の動きで検知する
2030年には世界で7500万人まで増えるとされる認知症患者。従来は医師の問診しか判別方法がなかったが、視線や生活動作から兆候を見つける手法をJVCケンウッドやエーザイなどが開発した。早期に予防や治療に取り組めば発症を遅らせられる。2兆ドル(約220兆円)とも推計される巨大市場の開拓に向け、早期発見技術の開発が加速する。
「上と同じ図形を見つめてください」「仲間はずれを見つめてください」――。横幅40センチメートル程度のモニターに図形や数字、魚の絵など様々な画像が次々と映し出される。ただ画面を見つめるだけで、ペンでメモを取ったり、口を開いたりする必要はない。およそ5分後、正解を見つめた時間の割合に基づき「あなたのスコアは○点です」と結果が表示された。
この装置はJVCケンウッドが開発した「ゲイズファインダー」。2台の赤外線カメラで被験者の視線の動きを検知し、長期記憶、短期記憶、計算力、空間認知力の4項目を計測する。もとは小児の発達障害を検出する装置だが、同社は認知機能の計測にも使えると判断。大阪大学と共同で研究を進めている。
軽度の認知障害が出ている人や認知症と診断された患者、健康な人を対象にした実験で、専門医が20分近くかけて診断した結果とよく似た傾向が出ることが分かった。この結果を受け、JVCケンウッドと阪大は20年中の実用化を目指す。
認知症は事故や病気、加齢で脳の認知機能に異常が起きる病気の総称で、進行すると日常生活が困難になる。アルツハイマー病や脳血管障害など原因も様々だ。認知機能を調べるには、計算や図形描写といったミニテストや医師が20分かけて口頭で問診する方法があるが、自ら検査を受けに来るケースはまれだ。単なる物忘れなどと混同されがちで本人や家族でも気づきにくいためだ。
そこで期待が集まるのが、医師の問診以外で認知機能の低下を早期に見つける技術の開発だ。
日本テクトシステムズ(東京・港)は声から認知機能を判定するシステムを開発した。声の周波数や高さなどの特徴を人工知能(AI)が20秒前後で解析する。現在は金融機関の窓口や自治体向けに提供しているが、4月以降に個人向けサービスも始めたい考えだ。
JVCケンウッド、高精度の装置 予防・早期治療に道
2020/2/27付
1698文字
[有料会員限定]https://www.nikkei.com/article/DGKKZO56099020W0A220C2TJ1000/
6種類の図形から先に表示されたものと同じ図形を選んでいるか、視線の動きで検知する
2030年には世界で7500万人まで増えるとされる認知症患者。従来は医師の問診しか判別方法がなかったが、視線や生活動作から兆候を見つける手法をJVCケンウッドやエーザイなどが開発した。早期に予防や治療に取り組めば発症を遅らせられる。2兆ドル(約220兆円)とも推計される巨大市場の開拓に向け、早期発見技術の開発が加速する。
「上と同じ図形を見つめてください」「仲間はずれを見つめてください」――。横幅40センチメートル程度のモニターに図形や数字、魚の絵など様々な画像が次々と映し出される。ただ画面を見つめるだけで、ペンでメモを取ったり、口を開いたりする必要はない。およそ5分後、正解を見つめた時間の割合に基づき「あなたのスコアは○点です」と結果が表示された。
この装置はJVCケンウッドが開発した「ゲイズファインダー」。2台の赤外線カメラで被験者の視線の動きを検知し、長期記憶、短期記憶、計算力、空間認知力の4項目を計測する。もとは小児の発達障害を検出する装置だが、同社は認知機能の計測にも使えると判断。大阪大学と共同で研究を進めている。
軽度の認知障害が出ている人や認知症と診断された患者、健康な人を対象にした実験で、専門医が20分近くかけて診断した結果とよく似た傾向が出ることが分かった。この結果を受け、JVCケンウッドと阪大は20年中の実用化を目指す。
認知症は事故や病気、加齢で脳の認知機能に異常が起きる病気の総称で、進行すると日常生活が困難になる。アルツハイマー病や脳血管障害など原因も様々だ。認知機能を調べるには、計算や図形描写といったミニテストや医師が20分かけて口頭で問診する方法があるが、自ら検査を受けに来るケースはまれだ。単なる物忘れなどと混同されがちで本人や家族でも気づきにくいためだ。
そこで期待が集まるのが、医師の問診以外で認知機能の低下を早期に見つける技術の開発だ。
日本テクトシステムズ(東京・港)は声から認知機能を判定するシステムを開発した。声の周波数や高さなどの特徴を人工知能(AI)が20秒前後で解析する。現在は金融機関の窓口や自治体向けに提供しているが、4月以降に個人向けサービスも始めたい考えだ。
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