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荒天相場 買いの流儀
プロが語るぶれない投資術
2020年3月11日 4:30 ［有料会員限定記事］



米連邦準備理事会（FRB）はゼロ金利に逆戻りも――。金利先物取引からシカゴ・マーカンタイル取引所（CME）が算出する「フェドウオッチ」は6日、今月と来月末の連邦公開市場委員会（FOMC）を経て、政策金利が32%の確率で0～0.25%に下がるとの市場予想を示した。3日の利下げ後も市場は緊急対応が続くと見込む。
米金利は最低に　株価も急落

米長期金利は史上最低の0.6%台に低下し、ダウ工業株30種平均はこの2週で1割強下げた。日経平均株価も6日には半年ぶり安値に沈み、2万円割れがちらつく。リスクオフに染まる市場を米運用大手インベスコのクリスティーナ・フーパー氏は「投資家は超警戒モードに追い込まれている」と指摘する。

まさに嵐のような相場展開が続くが、身をかがめながらも次の機会をうかがう投資家はいつでもいる。
「下げ相場がここまで来れば、欲しかった銘柄を買うチャンス。『二番底』に備えて買い余力も残している」。「億り人」の会社員投資家、よしぼんさん（ハンドルネーム、40代）は冷静に市場をみつめる。電子黒板やドライブレコーダーの市場拡大に目を付け、テクノホライゾン・ホールディングス（6629）の株価が2月末に急落したタイミングで1万株を購入。もう1万株買う予定だ。「非常時は下値は読めない。だから追加投資できるよう買い急がない」

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO56530530X00C20A3K10100