瑞光、今期経常を一転35％減益に下方修正

　瑞光 <6279> [東証Ｐ] が10月2日大引け後(16:00)に決算を発表。24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益は5.1億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の28.3億円→14.5億円(前期は22.1億円)に48.8％下方修正し、一転して34.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益は前年同期比59.8％減の9.3億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常損益は7.8億円の黒字(前年同期は0.9億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.3％→9.6％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当初計画では、新型コロナウイルス感染症対策の緩和による経済回復期待を背景に、国内外顧客の設備投資意欲の高まりや、展示会の再開・海外営業活動の強化等を通じた受注拡大を見込んでおりました。しかしながら、経済環境の先行き不透明感・不安定感が継続しており、特に当社グループが強みを有する中国市場においては景気低迷への懸念が強く意識されるなど、衛生用品メーカーの設備投資意欲の回復に遅れが見られます。こうした状況から、当社グループの当期の受注状況が想定を下回っており、売上計画の達成が困難であることが見込まれるため、業績予想の下方修正を致します。各段階利益につきましては、売上減少の影響が大きく、その結果、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を下回る見込みとなりました。（注）上記の業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績はさまざまな要因により、上記予想数値と異なる可能性があります。